川上さんは、あきらかに僕に非があるときでも「私は幾原さんの味方です」と公言してくれていました。だから僕も「何があろうとも川上とも子の味方」でした。ずっと彼女が復帰するのを待っていました。彼女は僕の大切な戦友でした。
2月14日のバレンタインデー、川上さんから宅配で「クッキー」を頂きました。どうしてクッキーだったかというと入院中でチョコを買うために外出できなかったらしく。それで病院の売店でみつけたという、お見舞い用のクッキーを送ってくれたのでした。やさしい人でした。
RT @chihochat: 「少女革命ウテナ」のウテナ役を演じてくださった 川上とも子さんがお亡くなりになりました。長く闘病されていたのは知っていたのですが…本当に悲しい。いつも美しくて元気をくれた川上さん。ご冥福をお祈りしますhttp://bit.ly/lLRETQ
川上さんとは、ずっと連絡を取り合っていました。最後に連絡を とったのは三月のホワイトデーです。数日前の地震と被災者の方たちのことを心配していて、自分にも出来ることはないか、と。僕の製作中の新作に自分も出た い、などの内容でした。僕にはまだ、彼女がいなくなったという実感がわきません。
川上とも子さんが声優として稀有な存在であったことは、みなさんも知るところであり、もちろんです。それとは別に僕にとっては友人としてもとても大切な人でした。今は言葉が見つかりません。
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